1%の真実と99%の夢

今日もNPOでお話を聞いてきたのでそのまとめと感想を。
今日は日野市で公園管理をしている方がいらっしゃってました。




まず、理事長さんのメディアに対する評価から。
40分間のラジオ番組に出演。これまでの経歴やらなんやらを語る番組。
しかしメディアは番組を分かりやすく、その人の功績をわかりやすく伝えるために、一人称にしたがる。
たとえば、いろんな人の協力があってこういうことができました、とか、
自分は直接かかわってないけど今の活動の原点にはこの人のこういう努力があります、とか、
そういうことを語っても意図的に編集されてしまうそうな。
それからメディアはイメージの固定化をしたがる。
多摩ニュータウンはもう高齢化で古びた街」というイメージを持たせたいがために、事実とことなる報道をする。
多摩ニュータウンは広域にわたって今でもまだ開発途中。
だから初期にできたところは確かに高齢化しているが、最近開発されたところはまだ「新しい街」としての活気がある。
でも、メディアはそういうところを無視してしまう。
それじゃ何も伝わらなない。
メディアっておそろしー


この話題に関して何が言いたいかというと、真実を伝えることは難しいってこと?
自分が情報を発信するときは、その媒体をよく考えて発信しなきゃいけないってこともあると思う。
NPOとかって民間企業と一緒で、知ってもらうことが大切。
でも民間企業と異なるところはお金がないから広告が出せないところ。
だからメディアで発信する機会があればそれを活用したいけど、偏見や固定観念などで微妙なニュアンスや真実が伝わらないから大変だなぁ。




「1%の真実と、99%の夢」
理事長さんはよく、デカイことを言ってホラ吹きだと言われるそう(笑)
でも、たった1%でも実績があると、それはそのホラは実績に基づいた「夢」になる。
その1%を積み重ねて少しずつ前に進んでれば信頼も得られるそうな。
そりゃ、実績に基づいた人の言葉は説得力があるし、この人に任せれば大丈夫てのもわかるからね。


「穴だらけの大風呂敷」
その99%の夢は、穴だらけなんだって。
おーっきいおーっきい風呂敷をどばっと広げても、自分一人ではできないから穴だらけ。
その穴を、その分野が得意な人に埋めてもらって初めて夢が実現するんだって。
あなたが手伝ってくれれば、こんな夢を叶えられますよって。
そりゃ一見ホラ吹きにしか見えないわな(笑)
この壺を買ってくれれば幸せになれますよ的な。
そこを努力と実績でカバーするんだとか。


夢を語れる力が、その人の伸びしろなんだって。
小さな夢しか語れない人はそれだけしか伸びれない、大きな夢を語れる人は、そこに到達するのに時間がかかってもそれを到達する過程で成長するから。
それと、夢という目標を明確に持つことで、手伝ってもらう人に対しても動機づけになる。
それができないのが今の日本の政治家の悪いところなんだって。
国民に、どんな社会保障がほしいですか、っていう目標となることを問わないで、先に税と保障の一体改革とかシステムを作って、何%増税だとか数字だして、結局ゴールが見えないでもめてんじゃん。
システムはあとからいくらでも変えられるから、先に明確な夢や目標を語る力が必要。
それが語れれば、それだけ成長できるんだって。
日本が高度成長期に車産業が成長して世界トップになったときも、博打を打って高額の補償を国がしたから、車産業はその夢に向かって成長できた。
今、地域でそれができるときなんだって。
そのために理事長さんは頑張ってるんだって。


なんか、成功した人から話を聞くとすごいなーって思うよね。
「夢は大きく」とかよく言うけど、ぶっちゃけピンとこないじゃん。
小さな目標の方が達成の喜びを得やすいしわかりやすいし。
でも成功した人は説得力あるよね。
だけど聞き手を混乱に陥れるのは、成功者である理事長さんが、いかにも「成功者」みたいに見えないこと(笑)
いや、失礼だけどさ、一見普通の人なんだよね。
しかも大企業の社長とかじゃなくて、公園の自然館にいるわけだからね。
実際は内閣府地域活性化伝道師とか、その他いろいろゴツイ肩書もお持ちなんだけどさ、そういうオーラがにじみ出てないところがいいところだよね。
地域の人も信頼しやすいっていうか。
それは完全に彼の人間力だなぁ。
だって大企業に勤めていながら、平社員なのに社長と同じ目線で話せて駄目だしもしちゃって、「自分はこのままだと企業を潰しちゃう」とか思って退職してNPOするんだから。
それで「企業は会社の枠に縛られてつまんなかったけど、地域やNPOは枠がなくて面白い」とか言うんだから。年収1000万稼いどいて。
普通の人じゃないわな。




「十方」
孔子の教えらしいんだけど、「四方八方」に上下のニ方を足して「十方」。
この「十方」を常に意識するんだって。
だから例えばAさんにとって良くなるようにしても、それはBさんやCさんには良くないことかもしれない。
だから「十方」の人が、万人が良い思いをするように心がけているんだって。
もちろん全員が幸せになるためには、全員が「良質な妥協」をしなくちゃいけない。
だからその妥協に導くことも役割なんだとか。




こうやって週2回インターン行っていろんな話を聞くけど、ほんとに毎回新しいことが聞けて自分の理解も深まるのを感じる。
それを実行できるほどの能力は自分にはないと思ってしまうけど。
ロングスパンのインターンにしてホントによかったと思う。
短時間じゃ絶対理解できないし、こんなに次々出てくる話を聞き逃さなくてすむんだもん。


彼の話を聞いてると、ほんとにいろんな分野に踏み込んでるし、その理解が半端ないから、本読まなきゃって思う。
いろんな本読もう!!という気にさせられる。
説得だけじゃなく、その気にさせるのもうまいんだなぁ。

志民塾

水曜日に志民塾のプロジェクト会議に少しだけ参加させてもらえたので、その感想。


一番興味深かったのが、志民塾の受講生は、地域に参加して地域の問題点を解消しようとしているのに、地域のことを知らないということ。
たしかに、ずっと民間企業で働いてきたわけだから、地域のことを何も知らないのはあたりまえ。
だからまず何よりも、地域のことを知ってもらうのが大切。
理論うんぬんよりも、自ら地域の課題を見つけ出し対処する能力を養うべき。
地域っていうのはこういう活動をしていて、こういう風に対処するんだよっていうところからきちんと説明する。


それから、どんなに立派な活動をしているところを見学に行っても、すごいなぁって思うだけで、実践には至らない。
そんなすごいこと私たちにはできないわってなっちゃう。
だから、できるだけ受講生にとって身近な活動を紹介する。
そうすると自分にもできそうって気になる。


志民塾とかで講義を受けた人は後に自分でNPOを立ち上げたりするわけだけど、さまざまな準備とかで3年はかかる。
その3年の間に志民塾で学んだことが薄れてしまったりモチベーションが下がる。
だから受講後のサポート体制が必要。
そういうのをやってくれるNPOも出てきたから、連携する。
どういう意識で活動を始めるかで、その後が変わってくる。


あと、これからの時代、生き残っていくためにはビジネス感覚を持ったNPOにならなければいけない。
また、NPOを維持するためのビジネス感覚でもある。
だから志民塾でも、非営利だからってそのへんおざなりにするのではなく、ちゃんと経営感覚も養うべき。




会議前半の要約はこんなところかしら。
後半は出てないからわからないけれど。
自分は公務員になってこういう事業に携わりたいと思っていたから、現場を見ることができて本当に良かった。
行政の人が意外と市民目線で安心した。
もっとガチガチだと思ってたから。
こうやって民間の人と一緒に協議していけるの、いいね。
できるだけ民間の意見取り入れて、行政色に染まらないようにしたいけど無理なんだろうなぁ・・・
でも民間の人脈作っておいて、何かあったときに耳を傾けられるようにはしておきたい!

有事のための平時

今日は東京都水道局の経営問題研究会の傍聴をしてきました。
NPOの理事長さんが先生をしているので。


東京の水道局が何をやっているか全く知らなかったけど、驚くほど様々なことをしているし、民間人の意見を取り入れようとしていることがわかりました。
その中で気になった点をめもめも。


国際化への対応。
東京都水道局は、民間企業と連携して外国の水道事業にも乗り出している。
東京都水道局の「おいしく安全な水」をつくる技術を途上国に広めるため。
民間企業の海外進出がさかんになってきたけれども、行った先の国の水が不衛生だと結局なにもできない。
そのため水道事業を支援することによって、日本企業も助かるし、その国のライフラインの整備にもつながる。
ただ、ハードだけ持ち込んでも維持はできないので、システムや水道への認識といった知的支援もしていかなくてはならない。
その点、今やっと東京の水道水はおいしくて安全だということを都内の小学生に教育し始めたので、海外はこれからになりそうとのこと。


応急給水について。
去年の震災を踏まえ、水道パイプの補強や応急給水の対応がさかんに行われている。
なかでも応急給水は、行政同士の連携ではなく、地元自治会や消防団との連携が欠かせない。
たとえば災害時に、行政職員が現場に行くことができなくても、地元で応急給水の場所ややり方を知っている人がいれば対応できる。
特に消防団はそれを知っていればすぐさま鎮火することができる。


情報の周知について。
応急給水にしても水道水の安全性にしても、都民は情報を得られていない。
それは、いきなり水道局が都民1200万人に広報しようとするから。
自治体の消防団や水道局OBの団体「水守り隊」を結成し、
水道局→水守り隊→都民
という情報の流れをつくる。
そうすれば技術や知識を持っているOBたちに説明すれば、そのOBたちは地元で広報活動をしてくれる。
行政→地域の専門家→都民
という自然な流れができる。
行政と都民の間に、どちらにも協力的な団体を挟むべき。


震災の時に、行政職員はすべての現場に足を運ぶことはできない。
そこで自衛隊が動いたわけだけれども、自衛隊は外部からくるから、どこに給水車をおけば地元民が嬉しいかわからない。
それは当たり前だし仕方のないこと。
そこで、地元の水道に詳しい人がいれば、一番うれしい場所がわかる。
一番うれしい利用の仕方がわかる、というわけ。


この情報の周知は基礎自治体の政策にも言える。
自治体の政策は、困ったことが起きて行政サービスが必要なときにしか、情報を得ようとしない。
だけど、有事のときに情報を集めるためには、平時から行政と住民を結び付ける役割を果たすものが必要。
つまり、有事を特別なものとして扱うのではなく、有事は平時の中にあると考えるべき。
日ごろからご近所仲良くしていれば、いざというとき助け合えるというのと同じ。
ただ、行政という強固な岩盤にいきなり住民がドリルで穴開けようとしても、どちらも痛い思いをするだけ。
だから岩盤の上に豊かな土壌が必要。
そしてそれを育てる、というのが前回のお話。


長池での実践は、まさにそれ。
住民は何か困ったことがあると、館長に相談するんだって。
そしたら館長は目利きの市役所職員がいるから、そこに聞いて根回ししておく。
そして住民に、市役所のここに聞けばいいですよって教えてあげる。
そういう、近寄りがたい行政と住民をつないであげる人がいれば、スムーズにいく。


そう考えたら、町内会と同じ役割をになっている。
じゃあ町内会とは何が違うのか。
それは自在に組織の形ややり方を変えることができるということ。
もちろん町内会だって自在にやればいいんだけど、今の慣習だとそうはいかない。
もちろんNPOの中にだって、固定観念にしばられて自在にやれないNPOだってある。
だから行政が協働する団体を探すときは、それができる熱意のある団体を選ばなければならない。
NPOっていう肩書だからって、だれにでも頼んじゃいけない、っていうのも前回のお話。




そして私は今、それができる行政職員になるべく育てていただいているわけです。
そして後々、そういうNPOを育てていきたいのです。
そう考えると、やっぱりある程度の権限を持てる立場になれなければと思う。
正直、出世意欲はない。
子育てだってしたいし、もともと競争意識が低いから、無理のない程度にやりたい。
でも、これからの日本を担う若者として、一生懸命気にかけて育てようとしてくれているから、期待にこたえたい。
そして理事長さんがしていることは、私が一番やりたかった、住民との協働の話。
答えが見えているのに、手を出さないなんてもったいない。
やっぱり自分なりに思考錯誤しながら、自分の手で自分の住む町で実現したいと思う。


そのためには、まずは新聞を読むこと、だそうです。。。
朝日or読売、そして日経の、計2紙。
それからNHKのニュース番組。
それを10年間続けて初めて、世の中の流れが分かるようになるそうな。
正直、今新聞は全く読んでないし、ネットのニュースすら見てない。
一人暮らししたら新聞なんてとらないだろうし・・・


でもそれが、行政マンの悪いところなんだって。
民間企業なら、商品を売るにはまず客のことを知ろうとする。
行政も同じで、まず世の中のこと、客となる住民のことを知ろうとしなきゃだめ。
たしかにその通りだよね。
相手のことを知らないと何もできないじゃん。
でもその視点がぽっかり抜けてしまうのは、やっぱりモノを売らなきゃ生き残れないという感覚がないからだよね。




まず世の中を知るための努力をしよう。
ま、大学のレポート&卒論発表が終わってからね。
これが終わらないことには何も始まらない。
卒業できないとかシャレにならないからねー
がんばろー。。。

わかればわかるほどわからなくなる

今日もNPOインターンでした。
今日は東京都の住宅政策の人が来て、うちの理事長のお話を聞くという形だったけど、私はバイトで遅れて行ったため、あまり話しを聞けずorz
でも、東京都の方が帰った後に、理事長が要約してくれて、そして毎度のことながら熱く語ってくれました。
いつもそうなんだけど、ホントに熱心に話をしてくれたり人を紹介してくれたり、いろいろ面倒みてくれる。
本当に素晴らしい人だなぁと感心します。


〜今日のめもめも〜


行政とNPOの関係について。
行政はすぐ、まちづくりとかNPOにやらせたがる。
でも最初に少し補助金出すだけで、あとは自由にやっていいよって言うけど、それは結局押し付けてるにすぎない。
経営感覚のある民間がやらないということは、それだけ利益がないということ。
それをNPOに押し付けるなんて、NPOを潰すだけ。


NPOってまだ14年くらいしか経ってない。
それで素晴らしいNPOの話だけが蔓延するけど、そんなの極一部でしかない。
だからNPOが自由にやるなんて、スキルがないんだから到底無理。
だから行政は、まずNPOを育てなくてはいけない。
行政には良い事例がたくさん入ってくる。
だからそこから学んで、NPOを育ててあげないといけない。
現在のNPOだって、行政と良好な関係を築いて、まちづくり等のノウハウを教えてもらった。
それぞれ得意分野と不得意分野があるんだから、それを教えあえばいい。


人と人との信頼関係はどうやって築くか。
たとえば行政の人が話を聞きに来たとき、相手の人間の質がどうであれ、自分のすべてを出し切ってきちんと話をしなければいけない。
相手は貴重な時間を割いてきてくれてるわけだから、その時間を無駄にするようなことはしてはいけない。
逆に、聞きに行く場合も同じ。
そうやって、本気と本気がぶつかり合ってると、自然と信頼関係が生まれてくる。


〜めもめも終了〜


最近だいぶ理解できるようになってきたけど、わかればわかるほどますますわからなくなる。
ていうか、分かってくるとそれがいかに難しいことかが分かってくる。
どうやったらいいのか、いつも説明してくれてるけどやっぱりわからないし、できる気もしない。
すこしは実践する機会があればわかるのかな。


彼のあの自信と実行力と熱意はどこからくるのだろう。
彼自信は、自分を動かす原動力は、日本はまだまだ変われるって信じてるからだっていうけど、スケールが大きすぎて・・・


でもちゃんと実績もあるから自信もあるんだろうけど、だからといって高飛車にならないのが彼のすごいとこだよなぁ。。。
ちゃんと相手を尊重できるし、自分の知らない分野は知らないから教えてって言えるし。
普通なかなかできないよ。


あと、私の悪いところは思い込んじゃうところ。
たとえば今は、理事長さんすごいなぁ、彼の言うことは正しいなぁってひたすら感心してるけど、どんなに素晴らしい人の意見でも、客観的に判断できるようになった方がいいのか。
理事長さんは、正しい人には従っておけっていう。
それが正しいかどうかを判断する基準は自分。
私にはまだその判断基準が養われてないから、従ったらいいのか冷静になったらいいのかがわからない。
でも、なんとなく、彼には従ったらいいと思う。
たとえそれが全世界的に見て偏った見方だとしても、実際それで成功してるわけだし、今の自分が求めてるものがそこにあるわけだし。
自分のカラーを出すのは、理事長さんの思考や実践を本当に理解して、自分なりの解釈で実践できるようになってからでもいいような気がする。
なんでも最初はまねろっていうじゃん。
私には彼のやってることの1%もまねできるか自信ないけど、でもとりあえずまねる。
そこから始まる気がする。




あー寒い。
寝よう寝よう!!

今日学んだこと

今日はNPOインターンで、東京水道局の方とお会いしました。
東京水道局とNPOの協働。
官と民の関係について。
学んだことをつらつらとメモします。




行政が直接住民に接しよう、協働しようとすると失敗する。
なぜなら行政と住民に差があるのは当たり前のことで、やる分野が違うから。
行政は固い固い岩盤であればよい。
何があってもぶれない、裏切らない岩盤である必要がある。
でもそれじゃ、住民は行政の固い固い頭を砕くことはできないし、より一層差ができてしまう。


そこで登場するのがNPOなどの間に入ってくれる団体。
行政とNPOの強い信頼関係があれば、ある一定の枠の中でNPOを好きにさせておくことができる。
そうすれば住民は接しやすいNPOを通して行政にモノ申すことができる。
逆に行政にとっても熱意や誇りを持ってPRしてくれる団体がいたら上手く使える。


岩盤のようにしっかりした基盤(行政)の上に肥沃な大地(NPOなどの団体)があれば、花(住民)はそれぞれ綺麗に咲くことができる。


むしろ行政にはNPOのような熱意と誇りを持ったことができない。
それはみんなに平等にとか公平にとかいう性質を持ってるから仕方ない。
むしろ、そうあるべき。
だから、行政が頑張って住民に近づこうとかしても無駄。
NPOを上手く活用するべき。
そういうNPOがいなかったら育てるべき。


行政にもNPOにも民間企業にもそれぞれ得意分野と不得意分野がある。
だから得意と得意の合算。
それが「新しい公共」。


行政が事業委託をするとき、コスト削減だけで選ぶ時代は終わった。
たとえば工事をするとき、安い会社を選ぶのではなく、経営状態とかこの値段で請け負ってやっていけるかとか、過去の事業とか、能力をみるべき。
行政の事業を請け負うために無理にコスト下げようとしてヘタな仕事したり破産しちゃう事例がたくさん。
長く継続してやっていけるところを選ばないとだめ。




んーそんなとこかな。
就職してから活かせるといいな。
今はまだ理解するのが精一杯だけど。
最近インターンで何度か出入りするようになって、ようやく少しつかめてきた。
もっといろんな知識入れて実践して体に染み込ませていきたいな。

貴重な人脈

ブログ更新ごぶさたです。
ネタは豊富にあるのだけれど、写真をアップするのがめんどくさい。
それから、かなり文章を推敲するので書くのに時間がかかる。


この2点を解消するべく、このブログの方針を変えます。
今までは誰かに読んでもらうことを前提に、写真とか交えて詳しく書いていたけれど、これからは人目を気にせず自分の思考をつらつら書こうと思います。
『スイーツ』とか『映画』とかは、気が向いたら詳しく書くけど。
『日常』は、まとまりのない思考記録にします。


というのも、やはり自分の思考を記録化していく必要性を感じたから。
常に自分の考えを文章化し人に伝える訓練をする必要がある。
大人っていうのは、そういうものだと思ったんです。
自分の意思を人に伝え、自分の思いを実現する。
そのための思考を繰り返し、発信し、受け止め、前進する。
それができるのが、大人だと思うんです。
そういう大人に出会えたこと、本当に偶然の奇跡だと思った。



NPOフュージョン長池のTさんに会ったのは11月上旬。
卒論のネタを探していて、紹介の紹介で会えた。
それも、市民活動支援センターで某サロンを偶然紹介してもらい、その場の成り行きでサロンに電話をしてもらい、そのサロンの会長さんと初めてした電話で偶然Tさんを紹介してもらった。
しかも、NPOフュージョン長池は、私が大学2年のときNPOの授業でレポートに偶然選び、当時はそこまで深入りせずに書いた。
なんでNPOフュージョン長池を選んだかっていうと、以前なんとなくお散歩しようって思って市内にある長池公園がなんとなく気になって散策してみて、なんとなくいい雰囲気だったから。


ここまで書いて気づいた。
Tさんの術中にまんまとハマっている。。。
彼の思想は、「なんとなく居心地が良くて、また行きたいなって思わせる公園を作りたい」。
まさに私、そうなってるじゃんか。




最初のインタビューでいきなり私は怒られた。
「こうあるべきだ」とか、「NPOの理想像は」とか、理論じゃなにもできないよと。
実践ありき。そこに本質があるんだよと。
その言葉にいてもたってもいられなくなり、インターンを申し込んだ。


私は教わる側。Tさんは教える側。
それでもTさんは、私がインターン先として選んだということに感謝をしてくれた。
そして、私が4月から公務員になるということで、その参考になる機会を与えてくれた。
それも、私が断ることができるような言い方で。


謙虚で押し付けない。学びたい主体を大切にする。
その主体が最大限力を発揮できるような環境を整える。
TさんがNPOの活動で実践していることを、Tさんと私という個人的な関係において実感させてくれたことに、今こうして書いていて気付いた。
彼の理論は机上の理論ではない。
まさに彼の生き方そのものだ。
本質だ。




ここまで書いていてふと気付いた。
もしかしたら社会学は、物事の本質を見抜く学問なのではないか。
社会学は「であるべきだ」と言ってはいけないと聞いたことがある。
私の考えでは、実践するのはたとえば「政治」や「経済」であって、「社会学」はその実践の前段階としての「調査」や「分析」に近いものである。
だから、卒論の結論をどうしたらいいのか悩んでいた。
「〜ということがわかりました」では印象が薄いなぁと。


でも社会学は、社会の現象や実践を通して、本質とはなにかを見抜くことなのかも知れない。
これは、Tさんが「実践を通して本質を見抜け」と言っていることと同じだ。
現場に触れることで初めてわかるものがある。
社会の様々な現象にぶつかって、社会の本質を分析する。
それが私が考える社会学の使命だということにする。今のところ。




さてさて、Tさんがどうしてここまで私のことを懇意にしてくれるのかはわからないが、この出会いは偶然だけれども、自分の力でつかみ取った偶然だと感じている。
ていうか、どちらかといえば引っ込み思案な私が、初対面の人からの紹介で自分で積極的に会いに行くなんて、本当に今でも信じられない。
何が起きた、自分。
でも、自分で漕いでいくことができるなんて、成長した自分を素直に認めたいし、素直に嬉しい。
これからもやっていけそうな気がする。


それから、大人の仕事場って今までバイトや学校でしか見たことがないから、すごく新鮮。
大人の人づきあいの仕方、大人の行動の仕方、そして大人の思考。
私には学ぶことがたくさんある。
そして、それを知って終わるのではなく、考えて考えて考えて、自分なりの方向性を見つけ出していかなければならないことに気付いた。


Tさんと個人的なお付き合いを続けさせてもらうには、考えることをやめてはいけないと思った。
考えることは好きだけど得意じゃないから、つい何も考えずに時間が過ぎてしまうけれど、たくさん考えてたくさん経験していかないと、大人にはなれないと思った。
今までの人生でそれをしなきゃいけなかったんだけど、残念ながら私はそれをしなかったから、でもこれからでも遅くないから、これからしようと思う。




あ、それから、些細なことだけど。
大学1度辞めて入りなおした話をしたら、それは認めてもらえた。
これだけ尊敬する人から良かったと言ってもらえて自信がでてきた。
ていうか、他人に良かったって言ってもらうの初めてかも。




本当なら伏字でなく名前を出したいんだけれども。
残念ながら私はネットの影響力を知らない。
たぶんこんなブログに名前を出してもなんの影響力もないと思うけど、それでもこの世界のことをよく知らないから、一応やめとく。
ましてや私が匿名でやってるブログに、ほかの人の名前だしたら反則だよね。
私はまだ実名でネットで発言できる自信がないから。
ツイッターのフォロワーさんで、実名出さないなら批判は言うな的な人がいるけど、納得できるけど、私にはまだ無理だ。



これからどういう風に生きていくかわからないけど、Tさんと生涯にわたってお付き合いできるような生き方をしようと思った。
Tさんは、初めてできた、人生の大先輩だ。

近況と予定

iPodを全曲ランダムで流していて、ダウンロード講義とかTOEICが出てくると一気に萎えます。
面接練習でコテンパにされたことを思い出しますw
当時使っていた大量なテキストや問題集の処分もしなくては。




前回の日記から随分日が経ってしまったけれど、バイトばかりで書くネタもないんです。
バイト先の子たちは、自分の友達には絶対いないようなタイプの子たちで、私は毎日苦笑いしてます。
最近はいろんな人に出会うたびに、自分の子どもはこういう風になってほしいなとか、こういう風にはなってほしくないなとか、どういう風に育てたらいいのかなって妄想してます。
結局はなるようにしかならないと思うけど。
まだ始まってもいないことや、考えてもどうしようもないことを妄想するのはなかなか面白いです。


最近やっと卒論の準備も始めたので、家にいても何かしらやっています。
自分の興味のあるネタなだけあって、文献を読んだり調べたりするたびに発見があって面白いのですが、なんせめんどくさい。
しかしそうは言ってられないのでがんばろ。


ちなみに卒論は「地域コミュニティ」をネタに進めています。
リタイアした人が地域に居場所がなく、高齢者の閉じこもりが問題となっています。
けれども特に都市部では、近所づきあいをめんどくさがる傾向があるので、昔ながらの関係づくりは不似合いです。
そこで、どういうコミュニティなら適切なのかという問題意識から始まりました。
現在は実在するNPOを例に、ニュータウンのコミュニティを分析しているところです。
そうだ。卒論のこともこのブログに書いていこうかな。
思ったことをメモするところがあんまりないから。




卒論の進度もだいぶ不安ですが、今日の夜から旅行に行ってきます。
北陸に3泊4日、1日あけて台湾に3泊4日。
楽しみすぎる!!!!
気づけば学生最後の夏休みも1カ月を切ってしまったので、精一杯楽しんでこようと思います!!
アディオス!