貴重な人脈

ブログ更新ごぶさたです。
ネタは豊富にあるのだけれど、写真をアップするのがめんどくさい。
それから、かなり文章を推敲するので書くのに時間がかかる。


この2点を解消するべく、このブログの方針を変えます。
今までは誰かに読んでもらうことを前提に、写真とか交えて詳しく書いていたけれど、これからは人目を気にせず自分の思考をつらつら書こうと思います。
『スイーツ』とか『映画』とかは、気が向いたら詳しく書くけど。
『日常』は、まとまりのない思考記録にします。


というのも、やはり自分の思考を記録化していく必要性を感じたから。
常に自分の考えを文章化し人に伝える訓練をする必要がある。
大人っていうのは、そういうものだと思ったんです。
自分の意思を人に伝え、自分の思いを実現する。
そのための思考を繰り返し、発信し、受け止め、前進する。
それができるのが、大人だと思うんです。
そういう大人に出会えたこと、本当に偶然の奇跡だと思った。



NPOフュージョン長池のTさんに会ったのは11月上旬。
卒論のネタを探していて、紹介の紹介で会えた。
それも、市民活動支援センターで某サロンを偶然紹介してもらい、その場の成り行きでサロンに電話をしてもらい、そのサロンの会長さんと初めてした電話で偶然Tさんを紹介してもらった。
しかも、NPOフュージョン長池は、私が大学2年のときNPOの授業でレポートに偶然選び、当時はそこまで深入りせずに書いた。
なんでNPOフュージョン長池を選んだかっていうと、以前なんとなくお散歩しようって思って市内にある長池公園がなんとなく気になって散策してみて、なんとなくいい雰囲気だったから。


ここまで書いて気づいた。
Tさんの術中にまんまとハマっている。。。
彼の思想は、「なんとなく居心地が良くて、また行きたいなって思わせる公園を作りたい」。
まさに私、そうなってるじゃんか。




最初のインタビューでいきなり私は怒られた。
「こうあるべきだ」とか、「NPOの理想像は」とか、理論じゃなにもできないよと。
実践ありき。そこに本質があるんだよと。
その言葉にいてもたってもいられなくなり、インターンを申し込んだ。


私は教わる側。Tさんは教える側。
それでもTさんは、私がインターン先として選んだということに感謝をしてくれた。
そして、私が4月から公務員になるということで、その参考になる機会を与えてくれた。
それも、私が断ることができるような言い方で。


謙虚で押し付けない。学びたい主体を大切にする。
その主体が最大限力を発揮できるような環境を整える。
TさんがNPOの活動で実践していることを、Tさんと私という個人的な関係において実感させてくれたことに、今こうして書いていて気付いた。
彼の理論は机上の理論ではない。
まさに彼の生き方そのものだ。
本質だ。




ここまで書いていてふと気付いた。
もしかしたら社会学は、物事の本質を見抜く学問なのではないか。
社会学は「であるべきだ」と言ってはいけないと聞いたことがある。
私の考えでは、実践するのはたとえば「政治」や「経済」であって、「社会学」はその実践の前段階としての「調査」や「分析」に近いものである。
だから、卒論の結論をどうしたらいいのか悩んでいた。
「〜ということがわかりました」では印象が薄いなぁと。


でも社会学は、社会の現象や実践を通して、本質とはなにかを見抜くことなのかも知れない。
これは、Tさんが「実践を通して本質を見抜け」と言っていることと同じだ。
現場に触れることで初めてわかるものがある。
社会の様々な現象にぶつかって、社会の本質を分析する。
それが私が考える社会学の使命だということにする。今のところ。




さてさて、Tさんがどうしてここまで私のことを懇意にしてくれるのかはわからないが、この出会いは偶然だけれども、自分の力でつかみ取った偶然だと感じている。
ていうか、どちらかといえば引っ込み思案な私が、初対面の人からの紹介で自分で積極的に会いに行くなんて、本当に今でも信じられない。
何が起きた、自分。
でも、自分で漕いでいくことができるなんて、成長した自分を素直に認めたいし、素直に嬉しい。
これからもやっていけそうな気がする。


それから、大人の仕事場って今までバイトや学校でしか見たことがないから、すごく新鮮。
大人の人づきあいの仕方、大人の行動の仕方、そして大人の思考。
私には学ぶことがたくさんある。
そして、それを知って終わるのではなく、考えて考えて考えて、自分なりの方向性を見つけ出していかなければならないことに気付いた。


Tさんと個人的なお付き合いを続けさせてもらうには、考えることをやめてはいけないと思った。
考えることは好きだけど得意じゃないから、つい何も考えずに時間が過ぎてしまうけれど、たくさん考えてたくさん経験していかないと、大人にはなれないと思った。
今までの人生でそれをしなきゃいけなかったんだけど、残念ながら私はそれをしなかったから、でもこれからでも遅くないから、これからしようと思う。




あ、それから、些細なことだけど。
大学1度辞めて入りなおした話をしたら、それは認めてもらえた。
これだけ尊敬する人から良かったと言ってもらえて自信がでてきた。
ていうか、他人に良かったって言ってもらうの初めてかも。




本当なら伏字でなく名前を出したいんだけれども。
残念ながら私はネットの影響力を知らない。
たぶんこんなブログに名前を出してもなんの影響力もないと思うけど、それでもこの世界のことをよく知らないから、一応やめとく。
ましてや私が匿名でやってるブログに、ほかの人の名前だしたら反則だよね。
私はまだ実名でネットで発言できる自信がないから。
ツイッターのフォロワーさんで、実名出さないなら批判は言うな的な人がいるけど、納得できるけど、私にはまだ無理だ。



これからどういう風に生きていくかわからないけど、Tさんと生涯にわたってお付き合いできるような生き方をしようと思った。
Tさんは、初めてできた、人生の大先輩だ。