志民塾

水曜日に志民塾のプロジェクト会議に少しだけ参加させてもらえたので、その感想。


一番興味深かったのが、志民塾の受講生は、地域に参加して地域の問題点を解消しようとしているのに、地域のことを知らないということ。
たしかに、ずっと民間企業で働いてきたわけだから、地域のことを何も知らないのはあたりまえ。
だからまず何よりも、地域のことを知ってもらうのが大切。
理論うんぬんよりも、自ら地域の課題を見つけ出し対処する能力を養うべき。
地域っていうのはこういう活動をしていて、こういう風に対処するんだよっていうところからきちんと説明する。


それから、どんなに立派な活動をしているところを見学に行っても、すごいなぁって思うだけで、実践には至らない。
そんなすごいこと私たちにはできないわってなっちゃう。
だから、できるだけ受講生にとって身近な活動を紹介する。
そうすると自分にもできそうって気になる。


志民塾とかで講義を受けた人は後に自分でNPOを立ち上げたりするわけだけど、さまざまな準備とかで3年はかかる。
その3年の間に志民塾で学んだことが薄れてしまったりモチベーションが下がる。
だから受講後のサポート体制が必要。
そういうのをやってくれるNPOも出てきたから、連携する。
どういう意識で活動を始めるかで、その後が変わってくる。


あと、これからの時代、生き残っていくためにはビジネス感覚を持ったNPOにならなければいけない。
また、NPOを維持するためのビジネス感覚でもある。
だから志民塾でも、非営利だからってそのへんおざなりにするのではなく、ちゃんと経営感覚も養うべき。




会議前半の要約はこんなところかしら。
後半は出てないからわからないけれど。
自分は公務員になってこういう事業に携わりたいと思っていたから、現場を見ることができて本当に良かった。
行政の人が意外と市民目線で安心した。
もっとガチガチだと思ってたから。
こうやって民間の人と一緒に協議していけるの、いいね。
できるだけ民間の意見取り入れて、行政色に染まらないようにしたいけど無理なんだろうなぁ・・・
でも民間の人脈作っておいて、何かあったときに耳を傾けられるようにはしておきたい!